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第53回 日本漫画2023展 会場風景

コロナが五類に移行し、街に活気が戻ってきた中での漫画展は、期待通りの盛況ぶりでした。出展者のほうは高齢化で年々その数を減らしたり、入れ替わったりしているのですが、不思議なことに来廊者の数に影響を及ぼしてはいないのです。いつもその年に最も話題になったトピックをテーマに据えていることや誰に遠慮することなく本音で漫画を描いていることが人気の秘訣でしょうか。
出展者数38人、作品数69点(うち課題41点)、これに故牧野圭一氏の反戦漫画2点で一組が加わります。芳名帳記載者数282名(出展者は除く)でした。
今年のテーマ「シン・戦前」はカッコいいネーミングと自画自賛していたのですが、いざ描こうとすると とてつもなく難しく、みな「自由」部門に流れるだろうと予想していたのですが、ふたをあけてみるとあにはからんや60%が課題作品で驚きました。うちマイナカードと召集令状をかけたものが3点もあり、それ以外にもマイナカードもの、ジェンダーフリーもの、寿司テロ、ツイッターロゴ、熊出没、子ども部屋おじさん、副業・・・等々今年のニュース総ざらいの感ありの多様性、これが私たちの会の底力とあらためてまた自画自賛している次第です。

  漫画展鑑賞後、田代さんへ来た感想メール内容を列挙します。
〇昨年は行けなかった日本漫画展を観に行けて良かったです☺
〇芸術に触れて人と一緒に世の中の事に想いを巡らせる機会が暫くぶりでした☺この展覧会がこれからも毎年続いて観に行けますように♥
〇漫画展、毎回色々なテーマでトライされていて面白いです。ただ、真実が隠蔽されている日本で、どこまで表現できるのか、作家さんの立ち位置など、気になるところですが、 その人にとっての真実を表現されているので、そのまま受け取る事にしています。 暗くなりがちなテーマだったけど、ピリッと味がある作品が多くて、作家の皆さんすごいなぁと思いました(すごい)
〇今日は「漫画展」、楽しませて頂きました。どうもありがとう☺
〇安倍政権以来の戦争に進むキナ臭さは、岸田政権でさらに色濃くなっているわね。 マイナンバーは国民を管理+統制して、戦争へと進みやすくする布石だと思うの。 それをイラスト化している方々もいらっしゃいましたね。胸のすく思いでした。
〇8年前、改憲や集団的自衛権が叫ばれるのを聞いて、他界する少し前の父が「よもや、この歳になって戦争という言葉を聞くとは思わなかった…」と深く憂いていたのを思い出します。 何があっても戦争は絶対反対 ! ! !

会期中の写真を拾いだしました。

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会場風景
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